教室には来たものの
「ママがいい」「パパと一緒に」と、
子どもが泣いて
送ってきてくれたパパやママと離れることができないときがあります。
なんとか引き離そうとすると、子どもも親の焦りを感じ取り、泣き止むどころか大泣きしてしまいます。
そんな時、周りの子どもたちはおりこうさんに見えるもので、
「なんでうちの子はこんなにぐずるのでしょう」
と困り果てたご様子で相談を受けることもよくありますが
しばらくすれば
またうそのように
一人で学習できるようになりますよ
とお伝えします。
いったん親から離れて学習できるようになった子どもが
親と離れたくないと泣く場合
お子様によっていろいろな理由があるようです。
例えば、
保育園が終わってやっとママに会えたからはなれたくない、
ママがしばらく入院していた、また会えなくなるのでは…と不安、
本人が事故に遭う、怪我をするなど恐怖や不安を感じる経験をした、
こわい動画をみたなど・・・。
下のお子さんができた時(まだ周囲に知らせていない時でも)
という事例も何件かありました。
子どもの心はとても繊細で鋭いですね。
不安で泣いている時に、「甘えてはいけない」とこわい顔をして叱っても逆効果です。
まずは笑顔でしっかり抱きしめて、「あなたのことが一番大切だよ」そして、「大丈夫だよ。そばにいるからね。」と言葉にして伝えましょう。
その上で、ルールや約束はきちんと守らせましょう。
学習については、すらすらできるところをさせるのがよいようです。
わたしがパパママのかわりに、だっこをして育てた生徒もたくさんいますが
ご無理がなければ、パパかママに付き添っていただくことをおすすめしています。
なお、眠くてぐずっている時はどうにもできません。
学習日の前日に夜更かしさせる、学習前に外遊びで疲れさせることなどないように、気をつけましょう。
公文式平岡南教室
福本佐和子